2019/12/11 北見本店
インテリアコーディネーターに学ぶインテリア講座
インテリアを考えるには、まずお部屋にあったスタイルを明確にすることが大切です。
ナチュラル、モダン、クラシカル、南欧、北欧etc…。選ぶスタイルによって、色あいや素材が決まってくるのでトータルコーディネートがしやすくなります。
窓はお部屋の顔になります。
お部屋の雰囲気をグッと変えてくれるのが窓の存在。住宅を設計する際、窓の大きさやバランスなどをチェックしておきましょう。
- 隣の家と窓の位置が干渉していないか?
- 採光は十分あるか?
- 風通しの良い窓の設計になっているか?
- 窓と壁面のバランスは取れているか?(壁面がないと家具のレイアウトが難しくなってしまいます)
- 外観から見た窓の位置は最適か?(1、2階の窓の位置を揃えたり、幅が均一だったりすると外観もすっきりとします)
リビングのコーディーネートについて
床
あらかじめインテリアスタイルが決まっていると色は決めやすいです。(ex:ナチュラル→木地色、モダン→ホワイト系・ダークブラウン、クラシカル→ダークブラウン・ミディアムブラウンetc)
素材
床材には、カーペット、タイル、コルクタイル、大理石などがありもっとも一般的なものにフローリングがあります。その中でも天然木合板、樹脂系シート張り、無垢材など種類は様々。無垢材は本物の魅力がありますが、傷がつきやすくメンテナンスも大変。最近は樹脂系シートもワックスフリーで傷もつきにくく色も柄もリアルで豊富になってきていますので、生活スタイルや志向に合わせて床材選びをしてみましょう。
メンテナンス
それぞれの素材に一長一短があるので、家族構成や部屋の用途によって選ぶのが適切です。例えば、カーペット。寝室に敷くと足触りも柔らかで向いていると言えますが、小さい子がいるご家庭のリビングにしてしまうと食べこぼしなどで汚れが付いてしまいます。その場合はフローリングにして、一部にラグマットを敷く方が良いと言えます。このように家族や部屋によって使い分ける事をお勧めします。
建具
建具は床に合わせるか、床より濃い色を選ぶか、ホワイト系でまとめるかなど、これもインテリアのスタイル次第で風合いを決めていきます。デザイン的にも、シンプルなものからシルバーラインやモール、パネル、桓組などさまざまなデザインアクセントが施されたものがありますので雰囲気に合わせてお選びください。
壁
壁は塗装、木張り、タイル、大理石などがありますが、安価で色や柄も豊富で使い勝手が良いのはクロス張りになります。アクセントとして、主要な場所でエコカラットやタイルなど別素材を取り入れてみるのも面白いですね。ご予算に合わせてお選びください。
照明
照明もインテリアには欠かせないアイテムです。最近では天井に直付けする照明器具ではなく、ダウンライトが多くなってきています。ただし、配置場所や数を間違えてしまうと部屋全体が暗くなりかねないので注意が必要です。ダウンライトをお考えであればプラスαで建築化照明を取り入れるのがおすすめ。明るさも十分あり質感のある雰囲気も楽しめます。また、間接照明も部屋の雰囲気をグっと引き立てます。合わせてフロアスタンドやデスクスタンドを取り入れ、光を立体的に使いましょう。
カーテン
後回しにしてしまいがちなのがカーテンです。カーテンはインテリアを仕上げる最後のスパイス。壁や床がシンプルでも、カーテンをキチンとコーディネートしてあげることで、家全体が華やかな印象に。
最後に
インテリアコーディネートは、足し算と引き算。何を際立たせるかを決めて、カラーリングやインテリアの配置バランスを考えていくことが上手なコーディネートの秘けつですよ。
ココプランニング
インテリアコーディネーター
吉川 恵子 Keiko Yoshikawa