英国アンティークのロマンチックな家
こだわりの家具が映えるロマンチックなお家
札幌市中央区M様邸
完成年月:2015年12月
家族構成:ご夫婦・お子様2人
構造:木造3階建て
こだわりのアンティーク家具にマッチする、奥様が夢に思い描いてきた空間が実現しました。
白を基調とした外壁に、玄関ポーチのレンガと組込ガレージのブラウンが映える外観。
家のテーマは「イギリスの古民家を機能的に改装した家」とのことで、こだわりがたくさん詰まっています。
Q.当社を選んだ理由を教えてください。
A.イギリスのアンティーク家具を収集するのが私の両親から引き継いだ趣味だったのですが、普通のマンションの部屋ではどうしてもしっくり調和しなくて…
それらが映える空間を自分たちの手で作りたいとずっと夢みていました。
そんなとき、アーバンハウスさんのアンティーク調のモデルハウスを見学して、一目ぼれしたんです。
条件に合う土地が見つかった際には、建築は私たちの要望を形にしてくれるアーバンハウスさんにお願いしようと決めていました。
Q.性能に関してはいかがですか?
A.インテリアや仕様に関する要望について、最初にお会いしたときから親身に聞いていただき私たちの要望を叶えようとする誠意が伝わってきました。
主人と相談して性能や構造に関しても納得したうえでアーバンハウスさんに決めたのですが、それ以上に担当の方を心から信頼していたので、全く心配しませんでした。
実際に住んでみて、断熱性能などについて困ったことは一切ありません。
少しの冷暖房で、夏は涼しくて冬は暖かく、とても快適に過ごさせていただいています。
家が建った後も定期的に来てくださり、見回ってくれるので、全信頼を置いています。
暖炉と薪、装飾(マントルピース)は、新築にあたって奥様がイギリスから取り寄せたアンティーク。タンクに入れた水からミストを出し、ライトを当てて炎のように見せる演出で、火を使用しません。まるで本物の炎のようにゆらめき、見ているだけで癒されます。
暖炉のある家に住むのが夢の1つではあったとのことですが、なくても十分に暖かいM様邸ではこれがむしろちょうどいいと考え、路線変更されたとのこと。
こだわりぬいて完成した暖炉が、その大きな存在感でM様邸のLDKを暖かく彩ります。
Q.打ち合わせはどのように進みましたか?
A.主人の仕事が忙しい時期と重なったのもありますが、私にすべて預けてくれて自由にやらせてもらえたので、主人にはとても感謝しています。
夢の実現に向けて、私も積極的に資料収集をしました。 配置したい家具の大きさを測り、どこに何をどんなふうにレイアウトし収納するのかを考慮して間取りを打ち合わせしました。
使いたいレンガやマントルピース、ドア、クロスなどについては、参考にした雑誌の切り抜きやWEBページのスクリーンショットを 打ち合わせの際に持参しました。
目に見える資料を自分でも用意することによって、こちらのイメージを説明しやすく、正確に伝わりやすかった点では効果的であったと思います。
またそれを現実のものとして作り上げてくれた担当者の方の腕にはとても感謝しています。
資料収集や打ち合わせを含め、家を建てる過程がとても楽しかったです。
充実感・満足感でいっぱいの家づくりになりましたが、終わった後には同時に虚無感にも襲われました(笑)。
燭台のシャンデリアランプがロマンチックなダイニング。
絵画・照明・窓のシンメトリーな配置が居心地良くおしゃれです。
3階のLDKは朝から晩まで日差しがたっぷり入ります。
重厚になりすぎず、明るく暖かい雰囲気になりました。
Q.間取りで特に工夫したことはなんですか?
A.1つは。家の中のパブリックスペースとプライベートスペースをしっかりと区切ったこと。
見せたい部分と見せたくない部分を動線からしっかり分けることや、収納に扉をつけて人の目に触れさせない工夫をすることによって、生活感を感じさせないスッキリとしたホテルライクな空間が実現しました。
もう1つは、各フロアの使い方。
日当たりと眺望が最も良い3階を、家族が一番長く集うLDKにしました。
2階には家族それぞれの寝室と水回り。このフロアには、リビングまで上がってもらうゲストのための洗面台を階段横に用意しました。
1階はゲストにもプライベートを感じてもらえる独立した和室と専用トイレ。
この間取りに行きつけたことが、我が家の理想の生活スタイルを叶え、満足度の高い暮らしを手に入れる決め手となりました。
白を基調とした主寝室は、寝るためだけに設けた贅沢なスペース。
左のドアは階段ホールへ続き、正面のドアはウォークスルークローゼットを通ってトイレや洗面脱衣室へ続いています。
各部屋のカーテンは全て、イギリスのインテリアブランド「ローラアシュレイ」の生地を使用。ベッドサイドのランプシェードはカーテンとお揃いの特注品です。
家族の存在を常に感じることができる、緩やかな空間の繋がりが心地いいお家となりました。
ライブラリーと呼んでいるこのスペースには、長さ2メートル超えの長机を向かい合うように2つ設置し、資料集・ハードカバー・文庫本やCDの規格に合わせた棚を床から天井まで造作しました。 勉強や仕事はもちろん、読みたい本を取ってきてすぐ隣のリビングで読んだりと家族全員の知的情報拠点として日々活用されているそうです。
家族の集まる場所の一角に設置したこの収納力抜群のライブラリーのおかげで、LDKに物が散らかることもないそうです。
ライブラリーは、リビングとダイニングの両方から通りぬけられるようになっています。
リビング側は下がり壁、ダイニング側はドアを設置し、3階全体が緩やかにつながっています。リビング側からは絵画を眺めることができ、絵画の好きな奥様のお気に入りのフォーカルポイントになっています。
Q.階段が真ん中にあって印象的ですね。
A.階段のプランは、特に丹念に練っていただきました。
それまでの住まいがマンションで、平面的な間取りだったので3階建にする予定の新居は、立体的でなおかつそれぞれが違うフロアにいても家族の気配が互いに感じられるようなつくりにしたかったのです。階段をらせん状にすることで、要望を叶えてもらうことができました。
らせん状の階段とアイアン柵を用いることで、M様の「3階のキッチンで家事をしている最中にも2階ホールでピアノを弾くお子様の姿が見えるように」というご要望を叶えることができました。また、クラシカルなブラックアイアンの柵は、存在感がありながらも空間に溶け込んでいます。
グリーンが印象的な2階ホール。
ロンドンバスとタクシーのミニチュアが飾られており、遊び心がくすぐられます。
階段の床には、家中で唯一ふかふかのじゅうたんを敷き詰めました。
思わぬ怪我を防止する滑り止めの役割を果たすとともに、クラシカルな印象を際立たせています。
担当者と密接にコミュニケーションを取りながら、理想を100%実現できたM様。家全体のテーマがぶれなかったことがロマンあふれる家の実現のカギでした。
1階の客間は和室となっています。
家全体のテーマを壊さない雰囲気に仕上がっており、M様のセンスがここでも発揮されています。
ゲストのための洗面台を2階ホールに設置しました。
ヴィンテージゴールドをあしらった大きな鏡や水洗、タオルかけがゲストをもてなします。
単色のパステル系のクロスを各部屋に施工し、家全体の統一感が生まれました。
ドアや、その額縁・下がり壁の装飾はすべて白ペンキ仕上げのものを使用しています。
Q.周囲の評判はいかがですか?
A.とてもあなたらしい家ね、と言われます。
私自身イギリスへの生活経験があり、主人もイギリス留学をしていたことからイギリスらしい家に住むことにとても思い入れがありました。
それが叶ったことに、アーバンハウスさんと主人にはとても感謝しています。
娘はお友だちに「私のお家、お城みたいなんだよ」といつも自慢しているようで(笑)、お友だちが遊びに来ると、家中案内してまわっています。
広々と使いやすい玄関と1階ホール。
収納力抜群のシューズクロークのおかげで、玄関もとてもすっきりしています。
それぞれテイストが異なるトイレ。
1階トイレは客間の隣ということで、ホテルライクな雰囲気に。
2階トイレには、クロスと収納の目隠し用カーテンに「ローラアシュレイ」の生地を使用し、可愛らしい雰囲気の空間に仕上がりました。
Q.生活していて気を付けたり工夫していることはありますか?
A.こだわって完成した家なので、物が増えすぎて雑然としないように心がけています。
見せたいもの以外は扉の中に隠し、すっきりと見せられるよう、収納には十分な大きさを確保していただきました。
Q.冬、暖かいですか?
A.断熱性が高いので、冬場でもお天気のいい日中は暖房を切っていられるほど暖かいです。
また、セントラルヒーティングのおかげで、真冬でも部屋の隅から隅まで暖かくとても快適です。
調度品の収納棚は、こぢんまりと可愛らしいサイズ。
厳選されたコレクションが可愛らしく並んでいて、眺めていて心ときめきます。
一切の無駄がないのに、美しいものが常に目に入る。
そんなうっとりするような空間を実現されたM様邸でした。
最後に、これから家を建てる方へのアドバイスを伺いました。
自分たちのことをよく知ることが大切だと思います。
家族一人ひとりがどれだけの物を所有しているのか、そしてどんな生活サイクルと動線で日々生活をしているのかを認識し直してみるといいと思います。
家族の叶えたい夢や要望、求める生活スタイルを知った上で建築に着手できたので、満足のいく見た目だけでなく、とても生活しやすい空間を作り上げることができたと思います。
そのためには、担当の方ときちんと満足いくまでコミュニケーションをとること、どうしても叶えたい部分については、言葉だけではなく写真や雑誌の切り抜きなどを使うとイメージが伝わりやすいのでおすすめです。